いつも秋田内陸線ブログをご覧いただきありがとうございます。
工務課のひとす~です!
さて、今回はいつものお仕事紹介はお休みとさせていただき...
「菅沢踏切にまつわるちょっとだけためになる?雑学情報」をご紹介します。
私は角館に住んでいますので、角館駅近くの菅沢踏切をよく利用します。
(菅沢踏切:角館駅から羽後太田駅方面に向かって約400mほど先にある踏切)
この菅沢踏切は、秋田内陸線としては唯一JR東日本(田沢湖線)と共用の踏切となっていて、角館駅が近いこともあり遮断機が下りてから列車が通過し、遮断機が上がるまでの時間は他の踏切よりはどうしても長くなってしまいます。
ところでみなさん、踏切が鳴り遮断機が下りた段階で、「内陸線の列車が通過するのか」はたまた「JR側の列車が通過するのか」は、それぞれの時刻表ダイヤが頭に入っていないと分かりませんよね?
でも、実はこの後に通過する列車がどちら側なのか、遮断機が降り切った瞬間に知ることができるんです!
それは...
<105号線側から角館駅側へ渡る方向>
<角館駅側から105号線側へ渡る方向>
遮断機が降りた後に、踏切近くにある
「反応灯」が点滅しているときは、内陸線側の列車が通過し、
「反応灯」が消灯しているときはJR側の列車が通過
する、と事前に判るんです!
<反応灯が点滅点灯している場合は秋田内陸線の列車が通過>
この反応灯は「工務課のお仕事(その5)」でちょっとだけ紹介しましたが、踏切通過時に遮断機がちゃんと降りきっているか、を列車の運転手が目視判断する為の信号機で、内陸線側のシステムにだけ連動しているからこのような判断ができるのです。
で…だからなに??
と思われた方がほとんどとかと思いますが...(笑)
遮断時間が長い踏切でもありますので、列車が通過するまでの車内の話題の一つにでもなれば嬉しいです。
間もなく12月、これから冬本番となり沿線風景が赤や黄色から白と黒の冬景色へと移り変っていきます。
是非とも内陸線の車窓からゆっくりご覧くださいますよう、皆様のご乗車をお待ちしております!!
<今年の初積雪時の大又川 11月19日朝撮影>