工務課のひとす~です!
まもなく6月を迎え、内陸線沿線では緑が鮮やかに映える季節となりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回のお仕事紹介は...
春の恒例作業の第二弾として「軌道検測」ついてご紹介します。
「軌道検測」とは、軌道(レール)の間隔や高低差、ねじれ、ゆがみなどを特殊な測定機器で検出する作業です。安全な運行と快適な乗り心地を維持するためにとても重要な作業となっています。
この検測によって測定結果に異常値が発見されたところでは、列車の乗り心地が悪くなるだけでなく、最悪は脱線などの重大な事故にもつながる可能性があります。
従いまして、これらを常に規定内に保つとともに、異常値が発見された場合には速やかに軌道の整備、修正など行います。
ちなみに、この軌道の状態を測定する方法として、新幹線では「ドクターイエロー」という検測車両が有名ですが、内陸線では「トラックマスター」という軌道検測装置を使用し、全長94.2kmの全区間を人力で測定しています。
<新神戸駅を通過中のドクターイエロー 2020年頃撮影>
また、昨今は各地で多くの熊の目撃が報道されていることもあり、工務課メンバーも道中は常に熊対策もしっかり行い複数名で作業を進めています。
沿線沿いの田植えも始まり、爽やかな風が心地よく吹き抜けるこの時期、自然の美しさを堪能できる内陸線に是非乗りにおいでくださいませ~。
JRのEast-iDを借りているとばかり思っていましたよ。