秋田内陸縦貫鉄道ブログ

秋田内陸部を走るローカル線「秋田内陸縦貫鉄道」の魅力をリポート。 日本の原風景、大自然の中をトコトコ走る可愛い鉄道です。 秋田内陸線社員、アテンダントが旬な情報をお届けします!

社長日記

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こんにちは 社長の若杉清一です

とても暑い日が続いております。
節電生活もあり、被災者の方々の生活を考えると、ここが我慢のしどころなのですが・・・ 
暑中お見舞い申し上げます。


629日の株主総会後 沿線地域の懇談会がスタートしました。

上杉 米内沢 阿仁 比立内 上桧木内 そして今日の西木の六会場に多くの住民の方々が参加していただきました。このような懇談会は初めてのことです。

会社からは株主総会で承認された業績のご報告、今年度の取り組みなどを説明。
内陸活性化本部からの口コミキャンペーン「ひとりひとりが暑中見舞いで誘客を!」
笑顔で応援広告「みんなの笑顔で内陸線を明るく!」 
マイレールスタンプラリー、駅前活性化-マイステーション運動、これらの説明を行いました。

利用者の減少などによって売り上げが減っていることに加え、動力費、除雪費などがふえました。
減収減益という厳しい結果となり、残念でなりません。
目標にしている24年までの2億円を下回る損益を5700万円ほどオーバーしていることで、
多くの課題解決が必要になってきました。

原発問題が未だ収束せず、経済的被災を受けている状況です。

しかし環境的には厳しくとも観光需要の戻しを図り、沿線人口の減少と高齢化による利用減少をカバーしなければ成り立たない、その一念です。

地域と一体になって観光需要の創出を行い広域の観光圏を形成し、交通ネットワークの連携で一層の周遊企画を展開することに尽きます。それまでの間地域の方々に一層の乗車運動と、お知り合いの方々に呼び掛けていただく営業運動をお願いしました。

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その後意見交換を行い2時間ほどの懇談をいたしました。


会社への一層の経営努力が要望されました。

質問やサービス上の不満などもたくさんいただきました。

その一つ一つにしっかりお応えしていくことを進めていきます。

また、会社情報に加えイベント情報や企画のお知らせ、提案などの話し合いを重ねて太いパイプで連動できるような地域担当を配置することを決定しております。


原点である、「地域による 地域のための鉄道」。

こうありたいと痛感した会合でした。

取材も
 

挨拶する社長
 


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社長の若杉清一です。

遅い春だと思っていたのがついこの間のことです。田植えが遅くなっていたようですが、木々の緑が大きくそして緑濃く、あっという間に夏化粧。

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鳴く鳥や咲く花もすっかり季節を移しました。心配なことが多い世情のなかですが、皆さんお元気のことと思います。

3月までの22年度決算が整い、この10日の取締役会を経て6月29日の株主総会を招集する予定でいます。
その内容はあらためて正式に発表させていただきますが、24年度の損益2億円以内をゴールとする4者合意の経営計画が残念ながら後退しています。
様々な要因があります。主には、年間通じてそれぞれの季節ごとの天候がひどく不順であったこと、マイレール運動などの乗車活動の効果が低くなり、病院や買い物といった生活利用、通勤定期や沿線の温泉を日帰りで楽しんでいただくパックが低調だったことが挙げられます。
台湾などからの海外観光客やJR東日本との連携商品が好調であったがそれらをカバーするには不足しておりました。 

今後、震災による圏外からの風評懸念による「お出かけ自粛」や海外誘客がしばらく凍結状態を鑑みるとやはりわが鉄道を支えるのは地元利用が礎なのです。
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そのところを強く認識し、地元の利用ニーズの再発見、再発掘をめざします。
そこで沿線住民の方々との懇談会を地区別に実施します。
お叱りや励ましと同時に、「乗って残す」工夫の話し合いができるように願っています。
今後この機会にその結果をダイジェストでお伝えしていきます。
今月末から7月にかけて行います。会場や時間の案内はHP上で行います。

ある方から社長のブログは「長い!」と忠告がありましたが、まだ「長い」でしょうか?

つづく

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自然のチカラだけで生きていけないものか・・

社長の若杉清一です。


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山間にも春が。芽吹きの香りが立ちあがっています。
色合いが増えてきて 初々しい命の眩しさを感じます。

東日本大震災の被害から立ち上がる日本の総力戦が始まっています。
一方では、未だ収束を見ない原発事故とその放射線汚染による健康被害と経済への悪影響など、脅威と不安の世情が蔓延しています。

福島第一原発事故によって放射能物質が空中や海中に放出されました。あらゆる生命への脅威となりました。地球と人類への加害者になってしまう、そのような絶望的な現状にあります。今こそ自然のエネルギーを糧に、生活や産業経済に活用する文明が育ってほしいと思います。必ず再生する日本!その時「東北の、自然のお陰で日本が再生された」と言われたいものです。

一方、「自然をどこまで理解しているか」です。津波が想定を超えたからという言い方も「悪いのは想定を裏切る自然だ」と聞こえます。自爆的です。「想定外を想定できなかった、という意味では人災であった」と東電幹部。「文明が進むに従って人間は次第に自然を征服しようとする」「人間は自然の玄関をちょっと覗いただけで、もう自然を征服したかのような気持ちになっている」これは「天災は忘れたころにやってくる」という言葉を残された物理学者 寺田寅彦の警告です。肝に刻みおきたいものです。 

「地球ひかりなさい」は2005年、当時富良野塾の倉本さんの作・演出による舞台作品のタイトルです。秋田で公演主催しました。「環境汚染が進んでしまうと地球が養うことができる人口と期間に限界が来る。その前に何か手を打ちなさいよ!」という警告メッセージを感じ、ガツンと一撃食らった思いでありました。その思いが蘇ってきます。

白い雪が一面に降っていて、そこに4本の大きな樹木だけがセットされている。人里離れた山林の飯場に6人の作業員と女が一人。そこに女性宇宙人2人が降り立つ。自分たちが住んでいた星が3億年前に環境破壊によって失い,還る故郷がなく彼女たちは彷徨って地球に迷い込む。その時の地球は、近い将来自分の星と同じ運命を辿る環境レベルであることを懸命に伝える。しかしこれを信じること、受け入れることができなく、混乱と絶望で地球人は「涙」を流す。この流れる「涙」だけが地球を救える唯一つの純粋な物質であると彼らを励ます。今思えば、ということがある。地球の最も安全であり、クリアな環境は彼女たち宇宙人から見ても直観的に「森林」だったのだ、と。

国策で進めてきた電力政策の孝行息子「原子力発電」が想定外の悪さをしているのです。安全神話の崩壊という中身を見ていくと、実は「根拠がないから神話だった」ことに愕然とします。

秋田内陸縦貫鉄道の沿線はまさしく森林。その安全の中を走る鉄道です。遅い春がやってきました。阿仁は「冬を終えた春」と「夏にむかう春」の踊り場にいます。

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復興の足音が聞こえてきました!
 「つながり」
「絆」の温かい音です。

社長の若杉清一です。

1)お帰り「こまち」!
昨日4月29日 念願の新幹線「こまち」が全線開通しました。
49日ぶりのことです。
通常より一時間ほど長くかかる運行のようですが、確実に「つながり」ました。

東京~秋田間が44時間52分。
この時間は、いつもは「遅い」と感じるものでしょうが、

初めて見た時の新幹線のように、とても速く感じました。

それは1200か所という補修個所の多さと、時間との闘い。

難度の高い工事に、半年はかかるかもしれないと直感したくらいでした。

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なまはげ や 龍神太鼓もお出迎えしました
私は田沢湖の住人です。

たざわ湖スキー場や田沢湖スポーツセンターの経営にも携わっています。
また、地域の町内会長や田沢湖観光協会の事業にもかかわっています。

この日はJR田沢湖駅で東京始発「こまち115」の出迎えをしました。

歓迎のぼりや揃いの法被姿で地元の方々と一緒にホームにたちました。

帰省の人と、角館の桜を楽しむ人で満員でした。

その人たちと手を振りあって、笑顔一杯で再開を喜びあいました。

待ちわびた光景でした。

空の交通とは違う「レールのつながり」なのですね。

内陸線にも「つながっている」のです。

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女将さんたちの笑顔!いいですねえ~ 左からわらび座 石原さん 鶴の湯温泉 佐藤さん 蟹場温泉 鬼川さん

2)鉄道局長に「復興支援の緊急的なお願い」をしてきました。
4月14日 東京へ。(なんと飛行機で!)

東北鉄道協会、第三セクター鉄道等協議会として復興支援の要である国土交通省鉄道局長と接見願い、状況説明と緊急要望をいたしました。特に被害甚大な東日本太平洋側鉄道の実態を同席させていただいて、具にお話を伺いました。

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三陸鉄道の北リアス線島越駅が高架ごと流失した光景を表紙にしたものが要望書になっていました。東北の駅百選に選ばれていた駅が、跡形もなく瓦礫を残し無残にも消えていました。元に戻すことだけではなく、新たな街づくりの一環として構成されていく必要を一瞬にして感じ取ったものです。南リアス線は壊滅的であり、全線の「復興に必要な工事見積もりの想定すらできない」と望月社長が発言されていました。それでも運行可能な区間では被災者を無料で利用可能にし、復興工事と同時に安全輸送の現場での懸命な地域への支えを行っている姿に心打たれるものがありました。

仙台空港鉄道の水没した鉄道トンネルや運輸司令のセクションが土砂に埋没している様子は再起への困難さを説明するに十分なものでした。滑走路そのものが海水につかった状況ではその地下にある鉄道施設は設計概念そのものの修正・改善が必要ではないかと思いました。
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仙台臨海鉄道、八戸臨海鉄道ではインフラ崩壊とともに心配されていたのは工場の生産がストップし鉄道ニーズそのものが変化することでした。荷主が、貨物の将来が不透明なことへの懸念です。経営の根幹をなす変化です。
阿武隈急行も深刻な被害で運休が続いているようです。現在は順次回復中

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マスコミ取材に応える仙台空港鉄道齊藤社長
東北鉄道協会会長 津軽鉄道澤田社長(中) 三陸鉄道 望月社長(左)

各社一日でも早い復興のためには企業努力を超越した国家的支援が不可欠との認識を示し、鉄道というネットワーク=つながりがあってこそ移動や輸送の役割が果たせるのだから、全面的かつ一斉支援をお願いしました。

要望各論は避けますが、激しく増加する要素を行政的配慮によって排除または軽減することが主なものです。


鉄道局長は、真剣に、迅速にそして誠意をもって対応すると心強くお応えいただき、復興劇の開幕を確信しました。

3)過度の自粛は支援のためならず。 「出来る人は出来ることを出来るだけ」やろう!

生産中止などの影響で、例えば貿易黒字が前年同月比80%も減少した。部品調達が不能になったため世界的に経済が混迷し続けている。雇用や収入にも悪影響が及び経済成長率の大幅な下方修正が発表された。支援は長期化するだろうし、財源が不可欠になっている。地震ばかりではなく、原発の事故による深刻な混乱が続いています。しかしこのような国難を救うのは最終的&効果的な要素は個人のモチベーションです。

「出来る人は出来ることを出来るだけ」前と上を向いて生きること。普通よりちょっと頑張って生活することです。消費することです。経済がそうして蘇らない限り簡単に増税論が疼き、貧しい国になってしまいます。

観光庁長官も「このGWは一家族一旅行!」「外国へ出かけて日本人の元気を伝えよう!」「祭りもいつもより賑々しくやろう!」と呼びかけています。  そのとおりです!
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今年も美しく。  刺巻の水芭蕉群


つづく

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社長の若杉清一です。

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3・11東日本大震災の発生から一カ月経過しました。

これが余震なのか・・と思うような結構大きい揺れがまだ続いています。

全域停電などもありました。

この間被災された方々へ、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。

 大切な家族や友人を失った、その数 1万2898人。

その数に加えることになるかもしれない行方不明者 1万4824人。

一命を取り留めたが住む家もなく、生活支援を待っている多くの懸命な姿があります。

その厳しさに耐えながらも、希望を捨てない、多くの被災者の方々に

一言ですむ励ましの言葉は持ち得ていません。

 

健康で一日も早い生活の再生を祈るばかりです。

これが復興の第一歩になります。

*そういえば世界貿易センタービルテロも11日でした。

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日本の結束力と明日への希望をチカラとする復興へのスタートです。

 

地方鉄道の多くはハンディをもって振り出しからの再スタートです。

内陸線も、沿線の生活需要が頓に減少するなか、国内外からの観光需要を創出しつつありました。沿線地域と一体になって着地型観光商品の造成作業が進められてきました。

特にアジアからのインバンド市場は成果を上げつつありました。

 

しかし安全神話の崩壊と加えて進む円高。

日本への旅行動機が全く消失しているのです。

渡航の自粛、さらに渡航禁止地域の指定などが行われています。

解禁まで費やされる期間はどれくらい長期化するのでしょうか。

「ビジット・ジャパン」はその日まで効果を上げられないということになるでしょう。

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今こそ原点回帰が必要です。今まで以上に地域のための鉄道を貫くし、地域との対話を重ねたいと思います。これ一点に集中しなければ価値を見出し難い状況です。沿線のためにならないのなら存在価値がないのです。住民生活のサービスニーズも変化するでしょう。社会の仕組みが変化するのですから当然でしょう。柔軟な変容をとげ、役に立ちたい!その一心です。

 

さて、今回のお呼びかけは、「経済が支援の源泉だ」ということです。

被災地の皆さんの胸中や厳しい生活環境のことを思うと、気持ちが自然と自粛へと向かっていきます。無神経な行動は被災者を深く傷つけることになります。そのことは十分わかっているつもりで思うことがあります。それは被災していない、しっかり経済活動ができる地域や人たちが自粛という渋滞を起こさないでほしい、ということです。長期的な支援の根幹は経済です。経済をやりましょう!お金を使わないことは支援になりません!ということです。自粛モ―ドでは、経済は活性化しません。キャッシュフローが大切だと思います。


つづく

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プロフィール

秋田のど真ん中内陸部を走る秋田内陸縦貫鉄道!
その四季折々の美しさや沿線のイベント情報、見どころ食べどころをたくさん伝えて行きたいと思います。
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