いつも秋田内陸線ブログをご覧いただきありがとうございます。

工務課のひとす～です！

暑い日が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

北海道でも記録的な猛暑になっており、JR根室線ではレールの温度上昇により列車が一部運休になるなどの影響が出ているようです。

みなさまも、こまめな水分補給とエアコンや扇風機の適度な使用など熱中症には十分ご注意をお願いします。

さて、今回のお仕事紹介は．．．

梅雨明け時期の恒例作業である「除草剤散布作業」の第二弾をお伝えします。

＜前方からのモーターカーと散布車　合川駅にて＞

ご承知の通り秋田内陸線は、緑豊かな山々と清流、左右に広がる田園風景など、まさに自然豊かな秋田の内陸部を南北に縦断しています。

その全長94.2kmの軌道を維持管理していく中で、この時期の雑草駆除を人力で行うにはとても大変な作業となりますので、除雪用モーターカーに散布車を連結し、軌道内に除草剤を散布し対応しています。

＜後方からのモーターカーと散布車　阿仁合駅にて＞

基本的には夜間作業を中心に行うこともあってか、作業中にキツネやカモシカなどの動物との遭遇もあります。

幸いにも今のところは熊には遭遇していませんが、常に辺りに気をつけながら作業を行ってます。

＜夜間散布中　縄文小ヶ田駅～大野台駅間にて＞

＜車両基地特別撮影会　阿仁合駅にて＞

こちらは７月５日（土）に阿仁合駅にて開催された「車両基地特別撮影会」の時の一コマです。
まもなく入社３年目の私も、車両６台＋モーターカーの計７台の整列は一度も見たことがなかったので、感動のあまり思わずたくさんシャッターを押してしまいました。（笑）

ですが…「モーターカーの向きが逆っ！！」　っと、写真を撮ってから気が付きましたー。

次回は９月１４日（日）に開催予定ですので、その時はモーターカーの向きをこちら側にしますので、是非みなさまのご参加をお待ちしております！

いつも秋田内陸線ブログをご覧いただきありがとうございます。

工務課のひとす～です！

今月に入り日本海側を中心に例年以上の大雪に見舞われていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

阿仁合駅のある阿仁合地区の積雪量も2月23日時点で193cmとなり、観測史上最高（1979年以降）の積雪量を記録するほど沢山の雪が降り続いた毎日でしたね。

そのため、内陸線も大きく影響を受け列車の運休や遅れなどを発生させてしまい皆様には大変ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。

そんな2月のお仕事紹介は．．．

しつこいかもしれませんが、「倒木処理と除雪作業」として今回はその第3弾をご紹介いたします。

冒頭のとおり、今年は大雪のため２月はほぼ毎晩モーターカー（ラッセル車）を出動させていましたが、それだけでは追い付かず、日中の通常運行の合間を縫ってロータリー車を出動させるなど、例年以上にとても大忙しの工務課でした。

＜ラッセル車からの車窓　岩野目駅付近にて＞

＜除雪作業前　Before＞

写真ではわかりにくいですが、ロータリー車の通過後は両側に雪の壁がそそり立ちスッキリ気持ちいいです。

 
＜雪の重みによる倒木　桂瀬駅～阿仁前田温泉駅間＞

この倒木の処理で約60分ほど列車に遅れを発生させてしまいました。

乗客の皆様申し訳ございませんでした。

 ＜雪の重みによる遮断棒の折れ　笑内踏切＞

３月中旬までの冬期対策体制もあと半月少々となりましたが、まだまだ雪崩や倒木などのリスクが残っておりますので、引き続き安全安定運行に向けて気を引き締めてまいります。

これから少しずつ春に向かいます。是非内陸線の車窓からの雪解け風景を観にご家族皆様でおいでくださいませ！！

P.S.

先日阿仁合駅近くの国道105号線を車で走っていたら、トンネルを抜けた瞬間に大きな帽子をかぶった何かが目に飛び込んできました！

思わず笑ってしまいました（笑）

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工務課のひとす～です！

つい先日2025年がスタートしたなあ、と思っていたら「アッ！」という間に一ヵ月が経とうとしていますが、みなさまはお変わりなくお過ごしでしょうか。

今回のお仕事紹介は．．．

やはり今回も「倒木処理と除雪作業」についてご紹介いたします。

現在工務課では冬期対策体制にて日々保線業務を行っておりますが、今年は昨年の同じ時期よりも倍近い雪の量となっており、阿仁合の積雪も一時100cmを軽く超えるほどとなっています。

そのため、今年度のラッセル車（2台）、ロータリー車（1台）の合計出動回数はすでに40回を超え、昨年の２倍以上の出動状況となっています。

また、昨今の雪質の影響もあるせいか倒木の本数も増えており倒木処理の出動回数も増大、チェンソーも大活躍です。

＜杉の木の倒木　岩野目駅～比立内駅間にて＞

＜杉の木の倒木　笑内駅～岩野目駅間にて＞

ここ数日は積雪を伴う降雪もなく、とても穏やかな日々が続いており、

ぜひ冬の内陸線沿線の風景を観にいらしてくださいませー！お待ちしております！！

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工務課のひとす～です！

9月25日は秋の彼岸明けでもあり「暑さ寒さも彼岸まで」と、まさにあっという間に暑い夏も終わり、紅葉の季節が間もなくやって来る季節となりました。

是非、今年の秋の紅葉は内陸線に乗りながらお楽しみいただけると嬉しいです！

さて、今回の工務課のお仕事紹介は．．．

「冬への備え」をテーマに2つほどお仕事を紹介させていただきます。

1つ目は、列車の進行方向を分岐させる「転てつ機（ポイント）のポイントヒーターの整備作業」です。

この転てつ機とは、交換駅ホーム（阿仁合駅や八津駅など）に侵入する列車を上り本線や下り本線に進路誘導する装置で、安全運行に欠かせない大変重要な装置であり、もし正常に動作しなければ最悪の場合は列車が脱線してしまう恐れがあります。

そのようなことにならないよう、定期検査を行い必要に応じて調整も行っています。

特にこの時期には通常の検査に加え、冬の降雪時のポイント全体（レールと床板）を温めて雪を解かす電気融雪ヒーター（ポイントヒーター）の動作確認を行います。

この装置が故障すると、低温や降雪によりあっという間に凍結し動かなくなってしまいますので、この時期から早めに確認し、故障している場合はヒータ部を交換して冬に備えています。

2つ目は、モーターカーの点検と整備作業です。

過去のブログ「工務課のお仕事」でもご紹介しました冬の除雪作業時に大活躍するモーターカーですが、こちらも定期的に点検と整備を行っています。

今回は冬の本稼働に向けた各車のエンジンオーバーホールに合わせ、長年の過酷な使用環境によって外観部の汚れや錆がひどくなったロータリー車（MCR-4）の車体全体の再塗装を行いました。

これで、見た目は新車同様！？となりましたので今年も活躍してくれると思います。

ちなみに、この角度から見ると、「カニ」に見えてくるのは私だけでしょうか．．．

これからの季節の変わり目、みなさま体調を崩さぬように健康管理に気を付けてお過ごしくださいませ。

いつも秋田内陸線ブログをご覧いただきありがとうございます。

工務課のひとす～です！

前回の「工務課のお仕事（その５）」では、車両に接触するような線路内の上側の「支障木の伐採作業」についてご紹介しました。

さて今回の工務課のお仕事紹介は．．．
線路内の下側の雑草を駆除する「除草剤散布作業」について紹介いたします。

我々工務課が内陸線沿線軌道を維持管理するうえで大きくネックとなるのは．．．

やはり「冬は雪」「夏は雑草」であり、自然豊かな内陸線であるがための大きな悩みのひとつでもあります。

特に、梅雨の時期あたりからの雑草は、あっという間に根を強く張り、非常に大きく成長するためその影響で軌道自体が不安定になる可能性が出てきます。

このため、列車の安全運行を行うために定期的に線路上の雑草を除去する必要があります。

そこで、全長94.2kmもある内陸線では、線路内の雑草駆除作業については主に冬に活躍するモーターカーに散布車を連結し、夜間作業を中心に除草剤の散布作業を行っています。

◎　日中の除草剤散布作業（阿仁合駅近辺）

例年であれば梅雨時期までには散布作業が終了しているのですが、今年は長雨や台風などの影響により作業全体がかなり遅れてしまっており、夜間作業を含め今月中には完了するよう頑張っています。